【11月8日開催】SRセミナー 2022 第1回「 労働CSR導入について考える」

社会的責任に対応する経営に関する世界初の国際規格ISO26000の発行から満12年を迎えました。一方、日本企業においても、昨今、働き方改革やサプライチェーンにおける人権対応、在日外国人の雇用など、労働問題に関するCSRについても問われる場面が増えてきました。
本セミナーでは、今夏出版された「労働CSRガイドブック」を執筆されまたISO26000の策定過程にも深くかかわってこられた熊谷健一氏および外国人の就労に関わる課題に取り組んでこられた堀永乃氏、松村渉氏をお招きし、労働CSRについてお話を伺うとともに、企業やNPO/NGOがどのように労働CSR導入を進めるべきかについて、議論したいと思います。

【参考】 労働CSR ガイドブック 
     全国社会保険労務士会連合会 監修 社会保険労務士総合研究機構 編

主  催:社会的責任向上のためのNPO/NGOネットワーク(NNネット) 
日  時:2022年11月8日(火)18:00~20:00
開催形式:オンライン(zoomミーティング)または会場(地球環境パートナーシッププラザ/GEOC)※会場が変更になりました
参加費 :無料
定  員:オンライン90名、会場30名
お申込み:https://forms.gle/1yvNjzsR5vyd6hNx7

【主な内容】
・趣旨説明:堀江良彰(NNネット幹事、認定特定非営利活動法人難民を助ける会 理事長)
・発題「(仮題)労働CSR導入について考える」
発題者① 熊谷 謙一氏(日本ILO協議会 企画委員)
  労働CSRについて、その概要、ISO26000との関連、企業やNPO/NGOが導入するにあたって注意するポイント(案)
発題者② 堀 永乃氏(グローバル人財サポート浜松 代表)
  外国人の就労についての課題や取り組み(案)
発題者③ 松村 渉(NNネット幹事、ひろしまNPOセンター プロジェクトマネージャー)
  外国人の就労についての課題や取り組み(案)
・登壇者討論: 熊谷 謙一氏、堀 永乃氏、松村 渉、堀江 良彰 
進行:川北秀人(NNネット幹事、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者)
・質疑応答:ご参加者からチャット形式でお寄せいただいたご質問に、ご登壇者からお答えいただきます。
・まとめ

【登壇者プロフィール】
熊谷 謙一氏 日本ILO協議会 企画委員
自動車工場勤務、労働組合専従、そののち「連合」で組織、非正規労働、ILO、CSRなど担当。ISO国際起草委員、労働関係審議会委員など。現ILO協議会企画委員、政策研究フォーラム理事、東京国際大学特任教授、前東京オリパラ調達コード委員。著書に「動き出すISO26000」、「アジアの労使関係と労働法」(日本労働ペンクラブ賞)、「労働CSRハンドブック」(社労士会)、「SDGsの実現、新しいステップへ~労使の課題」(生産性本部)など。日本労働法学会、企業と社会フォーラム会員、SDGsジャパン会員。趣味はジョギングと天体観望。

堀 永乃氏 一般社団法人グローバル人財サポート浜松代表理事
企業で働く傍らボランティア活動を経て、2001年より浜松国際交流協会で日本語教育や交流事業等の企画と運営を行い、2010年1月の浜松市外国人学習支援センターの開設に携わる。リーマンショック以降、外国人就労と高齢化の課題に直面し、2011年にグローバル人財サポート浜松を設立。在住外国人の介護職員研修や日本語教育、大学生を対象にした次世代育成事業を行う。全国各地の自治体やNPO等での研修のほか、市民向け多文化共生に関する講演も多数。現職のほか、日本大学国際関係学部非常勤講師、全国市町村国際文化研修所講師、自治体国際化協会地域国際化推進アドバイザー、文化庁地域日本語教育推進アドバイザーなどを務める。2018年度国際交流基金地球市民賞受賞。
主な書籍は「やさしい日本語とイラストでわかる介護のしごと」(2015年、日本医療企画)。「やさしい日本語とイラストでわかる みんなの介護」(2019年、日本医療企画)。「初級からこんなに話せる日本語160時間」(2020年、凡人社)

松村 渉 NPO法人ひろしまNPOセンター 理事
2010年ひろしまNPOセンター入職。2014年から2018年を地域づくり支援を主とするシンクタンクに転職、2018年にひろしまNPOセンターに再入職し現在に至る。2019年からは休眠預金事業(中国5県休眠預金等活用コンソーシアム)に取り組んでおり、2020年度に実施したコロナ緊急支援枠においては『外国人就労・居場所支援事業』を担当した。

堀江 良彰 AAR Japan(認定NPO法人 難民を助ける会) 理事長
1968年生まれ。大学院(国際法専攻)修了後、民間企業を経て、2000年1月よりAAR Japanに勤務、カンボジア、アフガニスタン支援事業等に従事。2005年4月より常任理事・事務局長、2013年6月より
専務理事・事務局長、2021年7月より現職。著書「会社に尽くしますか?社会に尽くしますか?―ワーク・アット・国際協力のススメ」(2005年 凡人社)(共著)。

川北 秀人 IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者
1964年大阪生まれ。大学卒業後、(株)リクルートにて国際採用・広報・営業支援などを担当し、91年退職。その後、国際青年交流NGO「オペレーション・ローリー・ジャパン」の代表や国会議員の政策担当秘書などを務め、94年にIIHOE設立。NPOや社会責任志向の企業のマネジメント、市民・事業者・行政などが総力を挙げて地域を守り抜く協働・総働の基盤づくり、企業のみならず、NPOや自治体における社会責任(CSR・NSR・LGSR)への取り組み推進を支援している。
特に2001年以来、環境社会報告書・CSRレポートへの第三者意見執筆は計28社161回、市民との対話(ステークホルダー・ダイアログ)のファシリテートは計34社101回を担当。