• 地球規模課題への参画ワーキンググループのねらい

環境破壊や貧困など、地球規模課題は相互に関連し、その解決方法も多様化しています。それらを解決するためには、各主体が個別に行動することに加え、各セクターが協働することを通じて、これまで以上の成果を上げる努力をする必要があります。そこで、地球規模課題への参画ワーキンググループでは、主に貧困・開発分野、環境分野の以下のテーマに的を絞り、協働の促進を目指します。

  • 地球規模課題への参画ワーキンググループで扱っているテーマ

フェアトレード、児童労働、BOPビジネス、ミレニアム開発目標、森林の整備・保全と持続可能な利用、低炭素社会の実現、生物多様性、など

  • 協働事業・アウトプットなど

2011年度
・国連持続可能な開発会議(リオ+20)に向けたマルチステークホルダーによる「国内準備委員会」の設置への提言
2012年6月に行われたリオ+20では、国連決議においてマルチステークホルダーで議論が行われることが推奨されていたことを受け、日本国内においてもマルチステークホルダーによる国内準備委員会を設置すべく、当WGより政府に対し提言を行いました。その結果、9つのメジャーグループ(女性、子ども・若者、先住民、NGO、地方自治体、労働者・労働連合、企業・産業、科学技術コミュニティ、農業者)からなる国内委員会が設立され、2回のワークショップを通して、国連へのインプット案が作成されました。

2012年度
地球規模課題は、市民が自らの生活や事業活動と結びつけて考えることが難しい課題が多いため、まずは課題への理解と認知度の向上を目指し、“作戦会議”と題し、イベントを開催しました。
・第1弾(2012/10/2)「地球規模の課題解決に向けて-理解を深める作戦会議- ~リオ+20を通してマルチステークホルダーでの協働戦略を考える~」
リオ+20(国連持続可能な開発会議)をヒントに、地球規模課題への理解者を増やすために多様なセクターでできることについて、案を出し合いました。
・第2弾(2013/2/25)「地球規模の課題解決に向けて-理解を深める作戦会議-第2弾~「消費」から明日への一歩を考える~」
第1弾で、地球規模課題への理解者を増やすための提案として、大きく「意識改革」「相互理解」「環境整備」が挙げられた。その中でも、“消費”の観点から問題意識をもつ必要性が多く挙げられたことから、“消費” を切り口に、地球規模課題を解決するための具体的な提案出しを行いました。

  • 今後の予定

2013年度は、2012年に開催した2回のイベントで挙げられた提案を受け、継続したイベントの実施や提言の作成などを検討していく予定です。