SRセミナー 2021 第4回 「NPO/NGOにおけるハラスメントへの対応をどう進めるか?」

 パワー・ハラスメントやセクシャル・ハラスメントは、セクターや分野を問わず、予防や対策が求められる問題です。2019年6月に公布された「女性の職業生活における活躍の推進等に関する法律等の一部を改正する法律」により、労働施策総合推進法、男女雇用機会均等法および育児・介護休業法が改正され、22年4月からは、中小企業においても、ハラスメント防止のために、雇用管理上必要な措置を講じることが、事業主の義務となります。より良い社会づくりに取り組むNPO/NGOにおいては、雇用関係のみならず、広範な観点で、ハラスメントへの予防や対策が求められています。
 本セミナーでは、制度や事例についてご紹介いただくとともに、NPO/NGOがどのように取り組みを進めるべきかについて、議論したいと思います。
【参考】厚生労働省ウェブサイト内の「あかるい職場応援団」ページ
https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/

主催:社会的責任向上のためのNPO/NGOネットワーク(NNネット) 
日時:2022年1月11日(火)18:00~20:00
開催形式:オンライン(zoomミーティング)
ご参加費・定員:無料、先着90名
お申込み: https://forms.gle/UdcxenXz44U4EVcH9

主な内容:
趣旨説明:堀江良彰(NNネット幹事、認定特定非営利活動法人難民を助ける会 理事長)
発題「NPO/NGOにおけるハラスメントへの対応をどう進めるか?」
発題者① 星野美佳さん(社会保険労務士、社労士事務所サステナ)
発題者② 穂積武寛さん
      (認定特定非営利活動法人難民を助ける会(AAR Japan)プログラム・マネージャー
       NGO安全管理イニシアティブ(JaNISS)世話人代表)
発題者③ 永野間かおりさん
     (認定特定非営利活動法人マドレボニータ 理事/産後セルフケアインストラクター)
登壇者討論:星野美佳さん、穂積武寛さん、永野間かおりさん、堀江良彰
 進行:川北秀人(NNネット幹事、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者)
質疑応答

ご登壇者ご略歴:
星野美佳さん
社会保険労務士(社労士登録名:木村美佳)
社労士事務所 サステナ 
2003年から2007年までIR(投資家向け広報)の支援会社にてアニュアルレポート制作等に従事。2007年から2018年までIIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]スタッフとしてNPO、中間支援組織向けの調査・研修事業等を担当したのち、2018年より社労士事務所サステナを開業。社会課題解決に取り組む人のための社労士事務所として、主に中小規模のNPOを対象として「自組織らしい働き方」を切り口にした働き方のルール整備支援、ハラスメント防止施策の策定支援を行っている。
「持続可能な社会をつくろうとする人たち自身の働き方を持続可能にする」ことがマイミッション。

穂積武寛さん
大学では外国語(英語)を専攻。卒業後、政府系援助機関で10年勤務。国内での研修事業や、旧通産省系技術協力プロジェクト等に携わったほか、外務省に出向し、国際機関政府代表部勤務なども経験。国内の大学院で修士課程修了後、2009年にAAR Japan[難民を助ける会]入職。アフガニスタン、タジキスタン等での事業や、インドネシア緊急支援に従事。現在は総務・人事ならびに啓発・国際理解教育の担当マネージャーとして勤務する傍ら、ジャパン・プラットフォーム(JPF)常任委員、NGO安全管理イニシアティブ(JaNISS)世話人代表も務める。

永野間かおりさん
認定特定非営利活動法人マドレボニータ 理事/産後セルフケアインストラクター
2011年よりマドレボニータに参画。出産後の女性を対象に「産後ケア教室」を実施。自治体母子保健/子育て支援、助産師など専門家向けおよび大学での講義も担当し、受講者数は2,700名。2020年のマドレボニータ新体制移行に際し理事に就任し、組織改革を担当。組織に健全なガバナンス・コンプライアンスを確立し、心理的安全性の高いチーム作りとよりよい事業運営を行うために、専門家のサポートを受けながら、行動規範やハラスメント対策窓口とフローの策定、ハラスメント予防対策の研修、継続したパルスサーベイなどを実施。札幌在住、小中高生3人の男の子の母。