特定非営利活動法人NPOサポートセンターの取り組み
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あなたの団体の基本データを教えてください。
- 団体名:特定非営利活動法人NPOサポートセンター
- 設立年:1993年
- 職員数:9人(2016年1月時点)
- 主な活動場所:首都圏
NPO サポートセンターは、日本ではじめて市民がつくったNPOを専門的に支援する団体です。NPO、公共、企業の垣根を越えて社会問題を解決へと導く人材を育成し、NPO による新しい社会システムを構築することを目指して活動を続けています。
主に、以下の5つのテーマに取り組んでいます。- NPOに関わる人材の育成
- NPOの事業支援
- 自治体との協働促進
- 企業との連携促進
- 調査・研究・提言
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あなたの団体がSR向上のために取り組んでいることを箇条書きで教えてください。
ISO26000の7つの中核主題ごとに取り組みを進めています。
- SRコミットメント宣言の作成(組織統治)
- ユニバーサルデザインに配慮した、研修・イベント等の運営(人権)
- 知的財産(著作権、商標権等)の侵害防止のチェック体制構築、内部研修の実施(公正な事業慣行)
- 各種業務の電子化(ペーパーレス化)の推進(環境)
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SRに取り組み始めた経緯や動機を教えてください。
NNネットに設立から参加し、ISO26000やSRの普及・啓発活動に携わっています。
取り組みを進めるなかで、SRを普及するためには、NPO/NGOも自団体で実践を積み上げていくことの重要性を感じ、2013年からNSR研究会への参加などを通じて、自団体内でのSR実践に少しずつ取り組んでいます。
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どのような体制で取り組んでいますか?組織内での位置づけを教えてください。
取組みを開始した2013年は、全スタッフでSRに関する勉強会を定期的に開催し、SRの概要理解、自団体の課題把握、実践計画の作成をおこないました。2014年以降は、担当者を中心に、年間計画に従って組織内での整備を進めるとともに、全スタッフへの研修・共有の機会を設けています。
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現在までの取り組んでよかったことと大変なことを箇条書きで教えてください。
<よかったこと>
- ISO26000のフレームワークをベースにすることで、従来は抜けてしまいがちな視点で組織の運営状況を見直すきっかけとなりました。
- NPO/NGOがSRに取り組むことに共感してくださる企業や団体との接点が増えました。
<大変なこと>
- スタッフの入れ替わりがある中で、取り組みの継続性や積み上げをおこなっていくこと。
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SRについて対外的に発信している情報があれば教えてください。
SRコミットメント宣言をWEBサイトに掲載しています。
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今後の計画を教えてください。
団体内でのSRの取り組みを、組織全体の経営戦略の中に位置づけることで、継続的に取り組むことができる体制の整備をすすめる予定です。
また、2016年は、経営の透明化、スタッフ等の多様な働き方の実現に向けた取り組みに注力していきます。
(2016年1月時点)