特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールドの取り組み

      1. あなたの団体の基本データを教えてください。

        • 団体名:特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド
        • 設立年:1984年
        • 職員数:77人(海外支部含む)
        • 主な活動場所:アジア・アフリカ
        • 活動内容:ハンガー・フリー・ワールドは、飢餓のない世界を創るために活動する国際協力NGOです。日本に本部を置き、バングラデシュ、ベナン、ブルキナファソ、ウガンダで活動。海外においては現地の住民自身が自立して生活の改善ができるよう地域開発に取り組んでいます。また国内外では、飢餓の現状を知らせる啓発活動や、飢餓を生み出す仕組みを変えるための政策提言、飢餓をなくす人材を育てる青少年育成などの活動を行っています。
      2. あなたの団体がSR向上のために取り組んでいることを箇条書きで教えてください。

        • ISO26000の7つの中核主題ごとに取り組みを進めています。
        • 災害時対応を含む危機管理に関する諸規程の制定。(組織統治)
        • パワーハラスメント研修の管理職受講、セクシャルハラスメント防止規程の制定(人権)
        • 育児と介護に関する休業、短時間勤務、在宅勤務制度の導入(労働慣行)
        • 電力使用量の削減、ペーパーレス化、および古紙リサイクル活動(環境)
        • 不正行為防止規程、倫理規定の制定(公正な事業慣行)
        • 個人情報保護の徹底(消費者課題)
        • 近隣企業の社員及び住民のボランティア活動の受け入れ(コミュニティーへの参画)
        • 海外支部でのSRの浸透を目的に、支部事務局長(バングラデシュ、ベナン、ブルキナファソ、ウガンダ各国現地人)向けに、ISO26000、イスタンブール原則、ASC2012の背景や概要の講義を、CSOネットワーク(黒田氏)、JANIC(富野氏)から実施済み。
      3. SRに取り組み始めた経緯や動機を教えてください。

        2つの経緯があります。1つ目は、マラウイ準支部(2004年11月閉鎖)に発生した資金不正流用事件によって多くの関係者にご迷惑をかけたこと。これを機に組織の再設計を行い、より信頼されるNGOを目指すようになりました。2つ目は、NGO/NPOがISO26000に着手するためにIIHOE(人と組織と地球のための国際研究所)が発案されたISO26000に対する組織の「重要度」と「リスクと実現可能性」を評価する優先順位決定モデルを拝見し、IIHOEのNGO/NPOに対する深い愛情に触れ、これに応えようと思ったからです。

      4. どのような体制で取り組んでいますか?組織内での位置づけを教えてください。

        事務局長が責任者となり、東京事務所の全職員を対象に、ステークホルダー分析、IIHOEの優先順位決定モデルを活用し、SRで取り組む6ヵ年の行動計画(2015~2016)を作成しました。同計画は、HFW全体の中期計画(2016~2020)に反映済み。また、役員レベルの関与も強化するために、2015年6月にSR担当理事を配置しました。海外支部の関与については、前述した支部事務局長への講義に加え、現場で実施している保健医療活動で生じる医療廃棄物対策や、収入創出のための各種加工現場での労働災害対策といった、「環境」や「労働慣行」の分野で、現地職員や住民から現場の意見やアイデアを出し合う機会を設けます。そのことを通じて、SRへの認識を浸透させていく予定です。SRの進捗状況はSR報告書を通じてwebで公開していきます。モニタリング・評価は組織全体の中期計画のモニタリングや評価と一体となり、定期的に行います。

      5. 現在までの取り組んでよかったことと大変なことを箇条書きで教えてください。

        <よかったこと>
        • 象徴的な事例として、先日任期を終えた派遣社員の方との別れ際に、事務所運営の様子などをご家族に話された際、「そんな素敵な職場が今の時代あるんだ!」というご家族の感想を聞くことができたことです。SRに配慮した運営(特に組織統治)を地道にやってきてよかったと実感しました。
        <大変なこと>
        • お恥ずかしながら、役員レベルで中核課題の「人権」に関する理解度に温度差があります。今後、組織としてのSR方針(人権含む)を文章化する際は、当該役員と一緒に作成する体制を組み、この過程で人権への理解度を浸透させていく予定です。
      6. SRについて対外的に発信している情報があれば教えてください。

        年次報告書(2014年度)とホームページで、組織のSRの取り組みについて紹介しています。

      7. 今後の計画を教えてください。

        昨年度策定した7つの中核主題に対する今後のSR取り組み表(2015~2020)に従い対応します。加えて、これとは別途に、以下の基準に配慮した運営を行ってまいります。SR報告書も隔年を予定に発行して参ります。

        • アカウンタビリティー・セルフチェック2012
          4つある分野のうち、「事業実施基準の」事業評価の改善を行います。
        • CSOの開発効果にかかるイスタンブール原則
          原則の一つである「知恵の創出、共有、相互学習」を意識した活動を展開します。
        • エクセレントNPOの評価基準
          基準の一つである「社会変革性」を意識した活動を展開します。

(2015年8月29日時点)

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